日米共同方面隊指揮所演習 ヤマサクラ61


 

1.ストップ!ヤマサクラ61 大集会 2.赤旗の記事 3.防衛省 4.記事 5.英字紙記事など  


■写真


1.2012年1月22日 ストップ!ヤマサクラ61 大集会
1-1.議員アピール
ストップ!ヤマサクラ61 大集会 議員アピール

 私たちは、「平成23年度日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ61)」に反対する地方議員の有志です。

 日本は、先の大戦で多大な犠牲を世界の人々や国民に強いたことを反省し、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意して」「戦争の放棄」を含む平和憲法を制定しました。そしてそれぞれの自治体でも様々な平和施策を行っています。しかし、一部の人たちが憲法9条の改悪や、自衛隊を恒常的に海外に派兵する仕組みをつくろうと企んでいることを、私たちは見過ごすことはできません。

 今回、2012年1月から2月にかけて予定されている、日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ61)は、情報ネットワーク「APAN」で公表されたとおり、中国と北朝鮮を想起させる国の連合軍が日本に侵略し、侵攻阻止の防御戦闘を実施する陸上自衛隊中部方面隊を米軍地上部隊が支援し、「侵略軍」を打破する内容となっています。

 しかし、日本政府が「防衛計画の大綱」(2010年12月閣議決定)で「本格的な侵略事態が生起する可能性は低い」と述べているとおり、非現実的なシナリオです。実際、北朝鮮をめぐる6カ国協議の再開をめざす動きも始まっています。

 今回の演習は、米軍が演習の目的をアジア・太平洋地域の即応態勢強化と位置づけているとおり、アメリカが行なう戦争に日本を参加させるためのものです。

 先の東日本大震災では、自衛隊員のみなさんの災害救助活動に多くの国民は感謝をし、敬意を表しています。自衛隊員のみなさんは「大切な人を守りたい」「命を守りたい」と入隊されたと思います。しかし、今回の演習の目的のとおりアメリカが行う戦争に参加することになれば、命を守るどころか海外で人殺しをすることになり、みなさんの志も否定されてしまいます。

 いま世界の流れは、紛争の解決は「戦争」ではなく「話し合いによる平和的解決」の方向へと大きく変化しています。紛争の平和的解決を進める東南アジア友好協力条約は、日本をはじめ54カ国・地域に広がり、世界人口の7割が参加する巨大な潮流となっています。この世界の流れの中で日本が行うことは、憲法9条に基づく平和外交を進めることで、アジアと世界の平和に貢献することです。

 私たちは、地方議員として、今回の演習に強く反対するとともに、憲法9条の精神を政策の中に活かし、再び政府が誤った道を歩むことのないように、不断の努力をすることを宣言します。

2012年1月22日
ストップ!ヤマサクラ61大集会 議員アピール 賛同議員一同


1-2.集会決議
ストップ!ヤマサクラ61・日米共同軍事演習
大 集 会 決 議


 私たちは、自衛隊とアメリカ軍の共同軍事演習―ヤマサクラ61に反対するためにこの集会を開催し、様々な人々が今日ここに集いました。

 1月24日から2月6日までの13日間、陸上自衛隊中部方面総監部のある伊丹駐屯地で、自衛隊約4500人とアメリカ軍約1500人による、61回目の共同指揮所演習が行われます。この演習は、自衛隊とアメリカ陸軍のコンピューターネットワークとシミュレーションを使用した、実戦さながらの共同図上演習です。

 その演習の内容が、情報ネットワーク「APAN」で明らかにされました。それによると、中国と北朝鮮を想起させる国の連合軍が日本を侵略し、侵攻阻止の防御戦闘を実施する陸上自衛隊中部方面隊を、米太平洋陸軍(ハワイ)と第一軍団前方司令部(キャンプ座間)指揮下の米軍地上部隊が支援し、「侵略軍」を打破する内容です。しかも今回初めて、韓国に駐留する米軍第8陸軍司令部が、全作戦を指揮する統合任務部隊司令部となり、オーストラリア陸軍も参加します。

 この演習の目的は、アメリカ軍がアジア・太平洋地域の即応態勢強化と位置づけているとおり、「日本防衛」の枠を大きく超えて、全世界で活動するアメリカ軍部隊の訓練の場とし、アメリカが行なう戦争に日本を参加させるためのものです。

 しかし、日本政府が「防衛計画の大綱」(2010年12月閣議決定)で「本格的な侵略事態が生起する可能性は低い」と述べているとおり、非現実的なシナリオです。しかも、世界の流れは、紛争の解決は「戦争」ではなく「話し合いによる平和的解決」の方向へと大きく変化し、紛争の平和的解決を進める東南アジア友好協力条約は、日本をはじめ54カ国・地域に広がり、世界人口の7割が参加する巨大な潮流となっています。

 私たちは、先の戦争の反省に立って、憲法9条で、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇・行使は国際紛争解決の手段としないこと、戦力は保持しないことをかたく誓いました。私たち人類は解決すべき様々な課題を抱えていますが、その解決の根本は、憲法9条の精神を世界中に広め、平和的な外交による国際社会を実現することです。

 ここに集まった私たちは、沖縄の米軍普天間基地撤去、ヘリ基地建設反対の運動に連帯し、戦争を想定した軍事演習断固反対、ヤマサクラ61・日米共同軍事演習を中止することを強く求めます。

 以上、決議します。

2012年1月22日
ストップ!ヤマサクラ61(日米共同軍事演習)大集会



1-3.中部方面隊における日米共同方面隊指揮所演習に関する申し入れ(請願)
2012年1月22日
防衛大臣 田中 直紀 様
陸上自衛隊中部方面総監 荒川 龍一郎 様

中部方面隊における日米共同方面隊指揮所演習に関する申し入れ(請願)
ストップ!ヤマサクラ61(日米共同軍事演習)大集会実行委員会

私たちは、自衛隊とアメリカ軍の共同軍事演習―ヤマサクラ61に反対するためにこの集会を開催し、様々な人々が今日ここに集いました。

1月24日から2月6日までの13日間、陸上自衛隊中部方面総監部のある伊丹駐屯地で、自衛隊約4500人とアメリカ軍約1500人による、61回目の共同指揮所演習が行われます。この演習は、自衛隊とアメリカ陸軍のコンピューターネットワークとシミュレーションを使用した、実戦さながらの共同図上演習です。

その演習の内容が、情報ネットワーク「APAN」で明らかにされました。それによると、中国と北朝鮮を想起させる国の連合軍が日本を侵略し、侵攻阻止の防御戦闘を実施する陸上自衛隊中部方面隊を、米太平洋陸軍(ハワイ)と第一軍団前方司令部(キャンプ座間)指揮下の米軍地上部隊が支援し、「侵略軍」を打破する内容です。しかも今回初めて、韓国に駐留する米軍第8陸軍司令部が、全作戦を指揮する統合任務部隊司令部となり、オーストラリア陸軍も参加します。

この演習の目的は、アメリカ軍がアジア・太平洋地域の即応態勢強化と位置づけているとおり、「日本防衛」の枠を大きく超えて、全世界で活動するアメリカ軍部隊の訓練の場とし、アメリカが行なう戦争に日本を参加させるためのものです。

しかし、日本政府が「防衛計画の大綱」(2010年12月閣議決定)で「本格的な侵略事態が生起する可能性は低い」と述べているとおり、非現実的なシナリオです。しかも、世界の流れは、紛争の解決は「戦争」ではなく「話し合いによる平和的解決」の方向へと大きく変化し、紛争の平和的解決を進める東南アジア友好協力条約は、日本をはじめ54カ国・地域に広がり、世界人口の7割が参加する巨大な潮流となっています。

私たちは、先の戦争の反省に立って、憲法9条で、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇・行使は国際紛争解決の手段としないこと、戦力は保持しないことをかたく誓いました。私たち人類は解決すべき様々な課題を抱えていますが、その解決の根本は、憲法9条の精神を世界中に広め、平和的な外交による国際社会を実現することです。

ここに集まった私たちは、沖縄の米軍普天間基地撤去、ヘリ基地建設反対の運動に連帯し、戦争を想定した軍事演習断固反対、ヤマサクラ61・日米共同軍事演習を中止することを強く求めます。

以上、請願します。




代表世話人:北村孝子 木下達雄 千住実 中北龍太郎 早瀬和人 和田喜太郎
連絡先:伊丹民主商工会 伊丹市大鹿7-99 ℡ 072-781-1284


●参考サイト
関西共同行動ホームページ
日本共産党 伊丹市会議員団 伊丹での日米共同軍事演習(ヤマサクラ61・37)
2.しんぶん赤旗
2-1.2011年8月30日付 しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/
aik11/2011-08-30/2011083004_03_1.html

2011年8月30日(火)「しんぶん赤旗」

日米共同演習 シナリオ判明

日本侵略と島しょ対応を想定


 陸上自衛隊と米陸軍が来年初めに予定している共同指揮所演習「ヤマサクラ61」(YS61)が、中国を想起させる国による日本侵略を想定したシナリオで行われることが29日までに分かりました。


 ヤマサクラ61は陸自中部方面総監部のある伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で来年1月31日から2月5日まで実施されます。8月に入り、同演習の想定を記した「作戦命令001」などの150に及ぶ資料が米国防総省と外部の機関、個人との間で情報交換・共有を目的にした情報ネットワーク「APAN」で公表されました。詳細なシナリオが事前に公になるのは異例です。

 それによると、中国を想起させる「ハンナン人民共和国」が、日本からの米軍の撤退を要求し、「ハンナン」主導の東アジア連合に日本を強制的に参加させようと軍事行動を起こすというもの。「ハンナン」と、北朝鮮を想起させる「バルヘ」(渤海)の連合軍の5個師団が、西日本の分離・支配と大阪占領をめざし金沢市と鳥取県米子市に上陸を開始。侵攻阻止の防御戦闘を実施する陸自中部方面隊を、米太平洋陸軍(ハワイ)・第1軍団前方司令部(神奈川・キャンプ座間)指揮下の米軍地上部隊が支援し、“侵略軍”を打破する内容です。

 ここには、「ハンナン」が攻撃・占領した島根県隠岐の島町の港などを、陸自第1空てい団(中央即応集団所属)と、米陸軍空てい旅団戦闘団が共同で奪還する作戦も含まれています。

 昨年12月に菅政権が閣議決定した「防衛計画の大綱」で打ち出した、中国・北朝鮮の「脅威」を名目にした「島嶼(しょ)部に対する攻撃への対応」の日米共同作戦を具体化したものです。


 ヤマサクラ演習 米陸軍と陸上自衛隊のコンピューターネットワークとシミュレーションを使用した共同図上演習。1982年に始まり偶数回は米国内での参謀演習・計画策定会議、奇数回が日本での本演習です。陸自は5個の方面隊が毎年輪番で実施します。ヤマサクラ61(YS61)では、米軍は米太平洋陸軍(ハワイ)司令官のフランシス・ワーシンスキー中将が、陸自は中部方面総監の荒川龍一郎陸将がそれぞれ総責任者になります。


解説

「日本防衛」超えた演習

世界規模の米軍作戦を準備

 日米共同演習「ヤマサクラ61」(YS61)が事実上、中国の日本侵略を想定した内容で実施されることは、中国の「脅威」をあおり、軍事態勢強化を進める日米軍事当局の意図を表したものです。

 演習シナリオは、「朝鮮半島有事」の結果、半島南部のシッラ(新羅)から米軍が撤退。北部バルへ(渤海)を勢力圏に入れた半島北隣の大国「ハンナン人民共和国」が、一層の勢力拡大をめざし日本を侵略するという中身です。

 しかし、日本政府が「防衛計画の大綱」(2010年12月閣議決定)で「大規模着上陸侵攻等の我が国の存立を脅かすような本格的な侵略事態が生起する可能性は低い」と述べている通り、非現実的なシナリオです。実際、北朝鮮をめぐる6カ国協議の再開をめざす動きも始まっています。

 ではなぜ「日本への侵略」というシナリオなのか。日本国憲法の下では、海外での日米共同の軍事行動を禁じており、日米共同演習も「日本の防衛」という枠組みを超えることができないためです。

 しかし、米軍は、同演習の目的をアジア・太平洋地域の即応態勢強化と位置付けています。

 YS61では、在韓米軍第8陸軍司令部が、初めて全作戦を指揮する統合任務部隊司令部となります。その指揮下に入るのは▽地上部隊司令部=演習の主力となる太平洋陸軍(ハワイ)・第1軍団前方司令部(キャンプ座間)▽航空部隊司令部=第13空軍司令部(ハワイ)▽海上部隊司令部=空母ジョージ・ワシントンや同レーガンが配備された第7艦隊(横須賀)です。

 第8陸軍は、部隊や兵員などの管理業務を太平洋陸軍に移管しました。10年8月から朝鮮半島以外の地域も含めた軍事作戦の指揮に特化した野戦陸軍への改編を開始。YS61もその一環とみられます。

 YS59(11年1月)に参加した陸軍第1軍団司令部(ワシントン州)は7月からアフガニスタンに統合部隊司令部として1年間派遣されています。YS61に参加するミネソタ州兵第34歩兵師団司令部も09年5月から8カ月間、イラクに展開していました。

 日米共同演習は、「日本防衛」の枠を大きく超えて、全世界で活動する米軍部隊の訓練の場となっています。 (佐藤つよし)

図

(写真) ヤマサクラ61演習の「敵の最も可能性の高い行動方針」を示した米軍作成の図。東京占領をめざす部隊OSC―2は新潟から、大阪占領を目指す部隊OSC―1は金沢と鳥取県米子市から上陸する想定になっています



2-2.2011年9月2日付 しんぶん赤旗
http://www.jcp.or.jp/akahata/
aik11/2011-09-02/2011090204_02_1.html
2011年9月2日(金)「しんぶん赤旗」

日本侵略想定の日米演習脚本

米がネットから削除


 本紙が8月30日付で報じた米陸軍と陸上自衛隊の共同指揮所演習「ヤマサクラ61」のシナリオの関係資料が31日、米国防総省の情報ネットワークから削除されていたことがわかりました。

 同演習のシナリオは、中国ととれる仮想国家による日本侵略を陸上自衛隊と米陸軍が共同で打破するというものです。同演習は、来年1~2月に伊丹駐屯地(兵庫県伊丹市)で実施される予定です。

 本紙の30日付で報道直後に、インターネットでアクセスをしようとした読者から「すでに削除されている。詳細が知りたい」など問い合わせがあり、31日も関係資料は開けない状態でした。

 2000年1月に伊丹駐屯地で実施されたヤマサクラ37でも、演習シナリオを示す図面がネット上に掲載され、週刊誌の報道直後に削除されたことがありました。

 防衛省広報課は「報道されたことは承知している。米国防総省の情報ネットワークの問題であり、防衛省としてコメントする立場にない」としています。




2-3.Japan Press Weekly
http://www.japan-press.co.jp/modules/news/index.php?id=2168

SDF & US forces jointly simulate assault on Japanese territory

August 30, 2011
Japan’s Ground Self-Defense Force (JGSDF) and the U.S. Army have created a scenario in which a nation, suggestive of China, will assault Japanese territories for their annual one-week Command Post Exercise “Yamasakura 61,” to be held in early January 2012.

Akahata on August 30 reported that it discovered this through the information network called “APAN (the All Partners Access Network)” which was set up with the aim to help exchange and share information between the U.S. Department of Defense and any external organization and individual. APAN unusually released 150 pieces of information Yamasakura 61-related materials.

The released information includes a simulation in which, in accordance with the development of military conflicts on the Korean Peninsula, a neighboring power increases its military threat to the peninsula as a result of withdrawal of the Korean-based U.S. forces from the southern part of the peninsula. The simulation also illustrates that after the power gets control of the northern part of the peninsula, it invades Japanese islands in order to advance its influence.

This simulation provides a concrete image of Japan-U.S. joint military operations in response to an attack against Japanese islands as indicated in the National Defense Program Guideline adopted by the Kan Cabinet in December 2010 under the pretext of threats by China and North Korea.

The reason why the Self-Defense Forces together with the U.S. military run such a simulation is because under the Japanese Constitution prohibiting Japan-U.S. joint military actions abroad, an objective of Japan-U.S. joint military exercises needs to be for the defense of Japan.

Meanwhile, for the U.S. military, an objective of the joint exercises is to strengthen its military structure for immediate response to conflicts in the Asia-Pacific region.

The Japan-U.S. joint military exercises go beyond the defense of Japan and are used to train U.S. troops which are deployed globally.

Yamasakura 61 will be held at the Itami Camp (Itami City, Hyogo Prefecture), GSDF’s headquarters, from January 31 to February 5, 2012.

*******

Akahata has found that, as of August 31, information regarding the scenario for the Yamasakura 61 was removed from the APAN.



●補注-赤旗では『情報ネットワーク「APAN」』となっていて、赤旗英文記事は「APAN ( the All Partners Access Network)」。
従って、いくつかのサイトで、APANを、「Asia-Pacific Advanced Network アジア太平洋先端ネットワーク」として紹介しているのは間違い。

3.防衛省
3-1.2011年12月22日
http://www.mod.go.jp/gsdf/news/press/2011/1222.html
平成23年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)の概要について

23.12.22 陸幕広報室

平成23年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)の概要について

陸上自衛隊は、平成23年度日米共同方面隊指揮所演習(日本)を次のとおり実施するので、お知らせ致します。


  1. 目 的
    陸上自衛隊及び米陸上部隊が、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する 場合における方面隊以下の指揮幕僚活動を演練し、
    その能力の維持・向上を図る。
  2. 期 間
    平成24年1月24日(火)~2月6日(月)
  3. 場 所
    伊丹駐屯地等
  4. 演習参加部隊
    (1)日本側
      ア 統裁官  中部方面総監 陸将 荒川 龍一郎
      イ 実施部隊 中部方面隊等 約4,500名
    (2)米軍側
      ア 統裁官  太平洋陸軍司令官 陸軍中将 フランシス.J.ワーシンスキー
      イ 実施部隊 太平洋陸軍司令部、在日米陸軍司令部、第8軍、米海兵隊等 約1,500名
    (3)この他、日米豪防衛交流・協力の一環として、豪州陸軍から初めてオブザーバー(研修)を招へい予定
  5. 問い合わせ先
    陸上幕僚監部広報室(03-3268-3111)
3-2.同時期に行われている日米演習
http://www.mod.go.jp/
jso/Press/press2012/press_pdf/p20120110_03.pdf

(お知らせ)
24.1.10
統合幕僚監部
平成23年度日米共同統合演習(指揮所演習)について
自衛隊は、下記のとおり平成23年度日米共同統合演習(指揮所演習)を実施いたします。

1 演習の目的
我が国防衛等の各種の事態に際しての自衛隊の対応と日米協力について検証・演練し、共同統合運用能力の維持・向上を図る。
2 実施時期
平成24年1月11日(水)~1月31日(火)
3 実施場所
市ヶ谷地区、在日米軍横田基地、その他参加部隊等の所在地等
4 統裁官
(1) 自衛隊:統合幕僚長陸将折木良一
(2) 米軍:在日米軍司令官空軍中将バートンM.フィールド
5 演習参加部隊等
(1) 防衛省・自衛隊
ア内部部局
イ統合幕僚監部、統合幕僚学校
ウ陸上幕僚監部、各方面隊、中央即応集団、通信団、中央情報隊、陸上自衛隊中央輸送業務隊、陸上自衛隊各学校、陸上自衛隊研究本部、陸上自衛隊補給統制本部
エ海上幕僚監部、自衛艦隊、各地方隊、システム通信隊群、海上自衛隊幹部学校、海上自衛隊補給本部
オ航空幕僚監部、航空総隊、航空支援集団、航空教育集団、航空開発実験集団、航空システム通信隊、航空自衛隊幹部学校、航空自衛隊補給本部
カ自衛隊情報保全隊、自衛隊指揮通信システム隊
キ情報本部
(2) 米軍
太平洋軍司令部、在日米軍司令部、在日米陸軍、在日米海軍、在日米空軍、在日米海兵隊等
(3) 関係省庁:内閣官房、外務省等
6 その他
(1) 日米共同統合演習(指揮所演習)は、今回で19回目の実施となる。(第1回目は昭和60年度に実施)
(2) 日米共同統合演習(指揮所演習)に、初めて関係省庁が参加
(3) 1月11日及び12日に、演習の中で特に省庁間調整等の演練を目的とした演習を実施する予定。

1月の朝雲ニュース 1/19日付

市ケ谷などで日米統合CPX始まる 1月11~31日

 平成23年度日米共同統合指揮所演習(CPX)が1月11日から同31日までの予定で、市ヶ谷地区を中心として在日米軍横田基地、その他の参加部隊等の所在地などで始まった。我が国の防衛に関わる各種事態に際しての自衛隊の対応と日米協力について検証、演練し、共同統合運用能力の維持・向上を図るのが目的。
 日本側は折木統幕長を統裁官に、内局、統幕、陸海空の各幕をはじめ、陸自が各方面隊、中央即応集団、通信団、中央情報隊、中央輸送業務隊、陸自各学校、研本、補統本部が参加。海自からは自艦隊、各地方隊、システム通信隊群、海幹校、海補本、空自からは航空総隊、支援集団、教育集団、開発集団、空シス隊、空幹校、空補本など、このほか情本と、共同部隊の情保隊、指揮通信システム隊など人員計約1380人が参加。
 米側は在日米軍司令官のバートン・フィールド空軍中将を統裁官に、太平洋軍司令部、在日米軍司令部をはじめ、在日陸海空、海兵隊などから人員約500人が参加。
 今回のCPXには初めて内閣官房や外務省などの関係省庁も参加し、11、12の両日、省庁間調整などを演練した。
 同CPXは昭和60年度に開始、今回で19回目。

3-3.今後更新
今後更新
 


4.記事
4-1.朝雲ニュース
http://www.asagumo-news.com/news/201201/120112/12011208.html
1月の朝雲ニュース 1/12日付

24日からYS61 豪オブザーバー初参加 計4人

 陸自は1月24日から2月6日まで、米陸軍、米海兵隊とともに伊丹駐屯地などで平成23年度日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ=YS61)を行う。「YS」は陸自と米陸上部隊がそれぞれの指揮系統に従い、円滑な共同作戦ができるように方面隊以下の指揮幕僚活動を演練するもので、昭和56年度から毎年2回、日米で交互に行われている。

 陸自は統裁官の荒川龍一郎中方総監以下、中方を主力とする約4500人、米側は統裁官のフランシス・ワーシンスキー太平洋陸軍司令官以下、同陸軍、在日米陸軍の両司令部、第8軍、米海兵隊など約1500人が参加する。今回は日米豪防衛交流の一環として、初めて豪陸軍から准将1人、大佐1人、中佐2人の計4人がオブザーバー参加し、演習を研修する予定。


http://www.asagumo-news.com/news/201202/120214/12021401.html

2/9日付

中方主力に 日米6000人で「YS61」 
豪から初のオブザーバー4人


 日米共同方面隊指揮所演習(YS61)の共同訓練開始式に臨む日米の隊員(1月30日、伊丹駐屯地で)

 1月24日から伊丹駐屯地などで米陸軍、米海兵隊とともに行われていた23年度日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ=YS61)が2月6日に終了した。
 陸自は荒川中方総監を統裁官に、中方を主力とする約4500人、米はフランシス・ワーシンスキー太平洋陸軍司令官を統裁官に、同陸軍、在日米陸軍の司令部、第8軍、米海兵隊など約1500人が参加、1月24日から29日まで機能別、31日から2月5日まで総合訓練を行った。
 今回は日・米・豪防衛交流の一環として、初めてオーストラリア陸軍から准将1人、大佐1人、中佐2人の計4人がオブザーバー参加し、日米のCPXを研修した。
 期間中の1月28日には、自衛官と米軍人がNPO法人「大阪城甲冑隊」に協力、ボランティア活動として大阪城公園を清掃した。

 刻々と変化する状況に対応しながら共同で状況報告を行う日米の隊員(1月31日、伊丹駐屯地内の指揮所で)

 YS61に臨む荒川中方総監(左から2人目)とワーシンスキー米太平洋陸軍司令官(右)(2月1日、伊丹駐屯地で)

 大阪城で"トモダチ作戦"。演習の合い間、ボランティアで大阪城公園の清掃に当たる日米の隊員(1月28日)


http://www.asagumo-news.com/news/201202/120214/12021402.html

2/9日付

豪陸軍准将、陸幕長を表敬 YS参加の意義確認

YS参加を機に君塚陸幕長を表敬する豪陸軍のローチ准将(2月2日、防衛省で)

 陸自が1月24日から2月6日まで米陸軍、米海兵隊とともに伊丹駐屯地などで行った日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ=YS61)に初めてオブザーバー参加した豪陸軍第1師団副師団長のサイモン・ドン・ローチ准将以下3人が2月2日、防衛省に君塚陸幕長を表敬した。
 君塚陸幕長はYSへのオブザーバー参加に謝意を表すとともに、「日米豪3カ国の協力関係は日々深化しており、こうした流れの中でYSにオブザーバー参加していただいたことは歴史的な一歩」と述べ、日豪関係の"歴史的意義"を強調。
 また、来日期間中、スーダンでの経験を陸自の派遣予定部隊の隊員に講話したクレイグ・デレーニー豪陸軍中佐に関し、陸幕長は「貴重な経験を還元していただき感謝している」と述べた。
 これに対し、ローチ准将は、「実際にYSを研修し、演習規模の大きさに驚いた。各種分野での日米の調整要領や、荒川中方総監とワーシンスキー米太平洋陸軍司令官との良好な関係を拝見し、日米協力に基づく作戦能力の成熟、強固な日米同盟を実感した」などと述べた。
 会談ではこのほか、陸自と豪陸軍との今後の防衛交流などについて意見を交わした。


http://www.asagumo-news.com/news/201202/120214/12021403.html
2/9日付

YS参加の豪中佐 南スーダンの現況など講話

 伊丹駐屯地で行われた23年度日米共同方面隊指揮所演習(ヤマサクラ=YS61)に初めてオーストラリアからオブザーバー参加した豪陸軍のクレイグ・デレーニー中佐が2月2、3の両日、朝霞駐屯地と札幌駐屯地をそれぞれ訪れ、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に関する自身の体験を基にした講話を行った。
 デレーニー中佐は2日、朝霞駐屯地で山本中央即応集団司令官を表敬後、南スーダン派遣施設隊長として今月中に現地に派遣される即応連隊副連隊長の坂間輝男2陸佐らに対して講話。
 同中佐は、国連東ティモール統合ミッション(UNMIT)をはじめ、国連スーダン・ミッション(UNMIS)、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)などでの豊富な知識と体験を語るとともに、具体的な事例を挙げながら、「兵站、通信、衛生面などが課題であり、状況の変化に対する柔軟な姿勢が重要」とアドバイスした。 翌3日は札幌駐屯地で、UNMISSの2次要員として4月以降に派遣を控えた隊員をはじめ、北方総監部の幕僚副長以下の隊員、11旅団司令部の隊員など計約70人が同中佐の講話を聴講した。
 デレーニー中佐は、南スーダンの気候風土、食べ物、マラリア対策や激しいスコールへの対応といった生活面、衛生面についての助言のほか、車両のウィンカーを出す習慣がなく事故の危険性が高い同国の交通事情や、紙幣換金の際などの諸注意をアドバイスした。
 同中佐はまた、現地では「10分の仕事に1日かかる」と"南スーダン時間"を指摘しながらお国柄を紹介。現地の人々は無表情だが話しかければ陽気で、ちょっとしたお土産でコミュニケーションが図れること、子供たちとは鉛筆や消しゴムをプレゼントすると仲良くなれることを紹介し、円滑な人間関係が最も大切であることを強調した。

4-2.韓国での報道
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/01/20/
0200000000AJP20120120001900882.HTML

在韓米兵150人 日米共同方面隊指揮所演習に参加
2012/01/20 15:20 KST

【ソウル聯合ニュース】韓国に駐留する米第8軍の将兵150人が24日から日本で実施される日米共同方面隊指揮所演習に参加する。米第8軍司令部が20日に明らかにした。

 同司令部のコンボイ司令官(准将)は「韓国を防御し、地域の安全保障を維持するための第8軍の能力向上に役立つ。第8軍は、演習に参加する米軍部隊の上級司令部の役割を果たすことになる」と説明した。


Eighth Army to participate in Yama Sakura in Japan
http://8tharmy.korea.army.mil/

http://www.usfk.mil/usfk/news.eighth.army.to.participate.
in.yama.sakura.in.japan.941

United States Forces Korea


ハンギョレ
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1592086.html

[土曜版]ニュース分析 駐韓米軍‘存在の理由’韓半島の外へ拡張中

原文入力:2012/02/03 19:31(1626字)

日本へ渡り駐日米軍・自衛隊と初の連合訓練
‘戦略的柔軟性’一層 強化
韓国前方-日本後方 陣形
米、中国包囲の下絵 明らかに

 駐韓米軍が史上初めて駐日米軍と日本自衛隊との連合訓練に参加している。 駐韓米軍を韓半島外でも活用するための本格的な布石であり、韓・米・日3国軍事協力強化を念頭に置いた措置であり論難が予想される。

 駐日米軍と日本陸上自衛隊は先月24日から今月5日まで山桜連合訓練を進行中だ。 山桜訓練は米国、太平洋陸軍と駐日米陸軍、日本陸上自衛隊が共に行う例年訓練だが、今年初めて韓国に駐留中の米8軍兵力が参加した。 <朝日新聞>は3日韓国に駐留する米8軍所属150人が先月24日から6日まで日本、兵庫県、伊丹市の陸上自衛隊駐屯地などで連合訓練を行っていると報道した。 これに先立ち米8軍は先月20日に配布した報道資料で、今回の訓練での自分たちの役割と関連して「訓練に参加する米軍部隊の上級司令部の役割を遂行することになる」と説明した。

 駐韓米軍が駐日米軍、自衛隊と共に行う今回の訓練が注目される理由は、駐韓米軍を有事の際にアジア太平洋地域の他の地域紛争に投じられるようにする、いわゆる‘戦略的柔軟性’強化と関連するためだ。 米国はこの間、駐韓米軍の性格を単純駐屯軍から全天候機動軍に再編するために韓国内基地を統廃合し平沢(ピョンテク)に集める作業を推進してきた。 昨年3月には米2師団兵力500人を抽出しフィリピン‘パリカタン’訓練に参加させた。

 米国のこのような一連の措置は事実上 中国を念頭に置いた動きだ。 米国は昨年末オーストラリア北部ダーウィン基地に海兵隊2500人を駐留させ、シンガポールに最新鋭戦艦を配置する計画を発表した経緯がある。 1975年終戦後初めてベトナム カムラン湾に艦艇を送りベトナムとの協力も強化し、最近では20余年ぶりにフィリピンでの米軍戦力増強のための議論をフィリピン当局と進行中だ。米国の中国包囲戦略の大きい絵として見れば、中国南部海岸方面はフィリピンが前方、オーストラリアが後方を受け持ち、中国東部海岸方面は韓国が前方、日本が後方の役割を受け持つことになる姿だ。

 最近米国の国防費大幅削減方針も駐韓米軍の‘戦略的柔軟性’が現実化されることを予告している。 米国が2010年に発表した‘4ヶ年国防検討報告書’(QDR)等を見れば、米軍の役割について韓-米同盟の抑止力と防衛だけでなく地域および世界防衛協力に寄与すると明示している。

 結局、今回の訓練は駐韓米軍の性格が実際に変わりつつあることを象徴的に示している。 さらに米軍戦略上、中国北京と最も近くに位置した平沢(ピョンテク)基地の重要性もより一層際立たざるを得ない。

 今回の山桜連合訓練が注目をあびる別の理由は、訓練の一つの軸が日本自衛隊だという点だ。国民情緒の問題もあるが、長期的軍事戦略次元で日本との軍事的連係強化には危険な側面があるためだ。 だが、米国としては日本の願いをひたすら無視してもいられない状態だ。 2日、日本政府が連合訓練の様子をマスコミに公開したのも軽く見てはならないわけだ。 これに先立ち先月30~31日に韓-米-日国防部次官補級当局者が集まり会談を持ったことについても日本マスコミは多くの関心を示したが、韓国国防部は熱心にその意味を縮小した。

 韓国としては米国と中国の間での均衡以外にも、軍事的側面で日本との適切な関係維持というまた別の重荷を背負うことになったわけだ。

イ・スニョク記者、東京/チョン・ナムグ特派員 hyuk@hani.co.kr

原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/517431.html 訳J.S .


ハンギョレ
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1592812.html

[社説]韓-米-日の軍事密着を迫る米国を警戒

2012/.0/2.05 19:06

 米国主導で韓・米・日の3カ国の軍事的密着が急速に進んでいる。先月24日から日本の陸上自衛隊の駐屯地で行われてきた米-日の合同軍事訓練が6日に終了する。1982年に開始して今年で61回目になる今回の訓練には韓国に駐留する米8軍の兵士150人が参加した。 駐韓米軍の初めての米-日合同軍事訓練の参加と3国国防長官会談の定例化は国防費の削減とアジア重視を目指す最近の米国軍事戦略の変化と関係があるようにみえる。いまだに韓国軍の戦時作戦統制権を握っている駐韓米軍の‘戦略的柔軟性’は駐日米軍と日本の自衛隊および韓国軍の運用まで念頭に置いた考え方だ。すでに2010年から韓-米、米-日の各合同軍事訓練に韓国軍と自衛隊関係者が相互視察を始めている。昨年1月には韓-日間で相互軍需支援協定と軍事秘密保護協定が締結されたし、両国国防長官および次官級の定例的協議まで決まっている。米国が念頭に置いている次の手が3国軍事同盟ではないかという問いがなされざるをえない。

 米軍のアジア重視が仮に日本の軍事力強化と東アジア米軍戦略での日本の役割強化につながるならば、韓国軍は日本の自衛隊と合同で北朝鮮および中国を相手にしなければならない危険な状況に陥ることもある。最悪の場合、自衛隊に指揮されなければならない悲劇的な事態がこないと誰も断言できない。実際に国防費を大幅に減らさなければならない米軍は日本の自衛隊の役割強化を迫っており、有事に備えて法律で米軍に民間と軍の施設を提供して後方支援まですることになっている日本は、これを軍事および軍需産業増強機会にしている。

 米国は今のところは米-日または、韓-米方式でない韓-米-日3国合同軍事訓練までは言及したことがないが最近の流れを見るとこのようなタブーにいたる兆しが見える。これを対北朝鮮の抑制力および安保体制強化として歓迎するならば実に危険千万だ。このことが、北朝鮮-中国‐ロシアによる三角軍事同盟との対立という新しい冷戦体制を定着させることもありうる。そうなると南北は再び消耗的で自己破滅的な陣営対決の第一線基地に転落するだろう。韓-米-日3国軍事密着に向かう米国の速い歩調にわが政府が対策なしに巻き込まれているのではないかという心配がぬぐい難い。

原文: http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/517532.html 訳T.W.


http://japanese.joins.com/article/617/148617.html

日本版「延坪島砲撃」に対応…日米が合同軍事訓練を強化

2012年02月24日15時38分
[中央日報/中央日報日本語版]

 米国が今年に入って北朝鮮の奇襲攻撃を想定した各種訓練と演習を強化していると、日本経済新聞が23日報じた。

 同紙は「武力攻撃および武装工作員の侵入に対応した軍事訓練のほか、該当地方自治体および外交当局との連係をどうするかなど、非軍事部門の対応にも重点を置いているのが従来と違う点」と伝えた。 このため米軍は今年に入って自衛隊と日本国内で2度の「指揮所演習」を実施したという。

 まず先月末に東京で実施された「キーン・エッジ(Keen Edge)2012」では日本外務省と内閣府が参加し、日本が北朝鮮など外国から攻撃を受けた場合、自衛隊と米軍が両国の外交当局とどう協調して事態を収拾するかを集中的に演習した。 また米軍と陸上自衛隊は先月24日から今月6日まで年6000人を動員し、「ヤマサクラ61」という指揮所演習を実施した。 外国部隊が日本の島に侵入した場合、島を奪い戻して住民を救出する作戦の一環で、仮想の地方自治体と現地対策本部はもちろん、「模擬記者会見場」まで設置する演習だった。

 同紙は「最近の一連の日米共同演習および訓練は、延坪島(ヨンピョンド)砲撃のように危機を演出して譲歩を引き出す北朝鮮の手法を意識したもの」とし「軍事部門以外の機関の参加や、演習規模の拡大により緊急時の連携力や機動力の向上を目指している」と分析した。

 現在、グアムで初めて実施中の米軍と豪州軍、日本航空自衛隊の合同航空訓練の場合、北朝鮮だけでなくステルス機の配置を推進中の中国軍を念頭に置いたものだ。

 来月浦項(ポハン)で予定されている韓米合同軍事訓練の場合、韓米連合軍が北朝鮮部隊の背後に上陸できる態勢を構築し、北朝鮮軍の動きを遮断する実戦並みの訓練を実施する計画だ。

4-3.
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120130/plc12013021080014-n1.htm

陸自伊丹駐屯地で日米図上演習、模擬戦闘で相互に能力向上へ


2012.1.30 21:05
 陸上自衛隊の中部方面総監部で行われた日米共同方面隊指揮所演習の訓練開始式=30日午後、兵庫県伊丹市

 陸上自衛隊の中部方面総監部で行われた日米共同方面隊指揮所演習の訓練開始式=30日午後、兵庫県伊丹市


 陸上自衛隊と米陸軍がコンピューターを使った図上演習を行う日米共同方面隊指揮所演習「ヤマサクラ61」の訓練開始式が30日、兵庫県伊丹市の陸自伊丹駐屯地で行われた。

 31日から始まる総合訓練では、日本への武力侵攻を想定。事前のシナリオに沿ってコンピューターで模擬戦闘を行い、日米が連携して各部隊の指揮系統の調整、状況判断、戦術などの能力向上を図る。

 新体制の北朝鮮について、中部方面総監の荒川龍一郎陸将は会見で「引き続き核、ミサイル開発を進めていると予想され、朝鮮半島の緊張を高めている」と警戒。一方、米太平洋陸軍司令官のフランシス・ワーシンスキー中将は、中国の軍事力増強について「(中国と)相互対話して、何を意図しているか正しく理解しなければならない」と述べた。

 演習は昭和57年から毎年ほぼ2回、日米で交互に実施。今回は陸自中部方面隊などから約4500人、米側は太平洋陸軍司令部や在日米陸軍司令部などから約1500人が参加して2月6日まで行われる。

4-4.神戸新聞
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004779906.shtml

陸自・米軍共同演習始まる 攻撃想定で訓練 伊丹 


握手する荒川中部方面総監(右)とワーシンスキー米太平洋陸軍司令官=30日午後、伊丹駐屯地

握手する荒川中部方面総監(右)とワーシンスキー米太平洋陸軍司令官=30日午後、伊丹駐屯地

 陸上自衛隊と米陸軍による「日米共同方面隊指揮所演習」の訓練開始式が30日、陸自中部方面総監部がある伊丹駐屯地(伊丹市)で開かれた。演習は、毎年両国で行われており61回目。今回の演習には、両国合わせ約6千人が参加する。

 

 総監部によると、演習は、両国が協力する作戦での技術向上などを目的に、1981(昭和56)年度から毎年実施。中部方面隊で行うのは5年ぶり3回目となる。具体的な想定は非公開だが、日本が武力攻撃を受けた際、あらゆる状況に対応するため、コンピューターによる架空の戦場を使い、2月5日まで机上訓練する。

 開始式には米太平洋陸軍司令官ら日米計約900人が参加。荒川龍一郎中部方面総監が「わが国周辺の不透明・不確実な情勢の中、演習の位置付けは、ますます重要となる」などと訓示した。

 これに先立ち、伊丹民主商工会など61団体は22日、市内で反対集会を開催。約800人が伊丹駐屯地を“人の鎖”で囲み「日本を戦争に巻き込む軍事演習はやめろ」と訴えた。(霍見真一郎)

(2012/01/30 19:43)

4-5.朝日新聞
現在位置:朝日新聞デジタルニュース国際アジア記事2012年2月2日20時24分

在韓米軍、日米共同方面隊指揮所演習に初参加

 在韓米軍部隊150人が初めて参加した日米共同方面隊指揮所演習が2日、兵庫県伊丹市の陸上自衛隊伊丹駐屯地で報道陣に公開された。主に北朝鮮軍との戦闘を想定してきた在韓米軍を朝鮮半島以外でも活用すると同時に、日米韓の防衛協力を強化する狙いがある。

 演習は1982年に始まり、今回で61回目。1月24日から今月6日まで行われ、日米がコンピューターを使って共同作戦計画をシミュレーションする。2日は、日米が情報を集約して作戦を決定する演習の模様などが公開された。

 米軍は太平洋陸軍司令部など計1500人が参加。在韓米軍は主力の陸軍第8軍が参加したが、演習では「米軍部隊の上級司令部の役割を果たす」とだけ説明された。自衛隊が朝鮮半島有事で後方支援を担った場合の情報交換体制や信頼関係の強化が進みそうだ。

韓国移転を望む在日米軍、韓国は喜憂こもごも(1)=中国 2012/02/11(土)
韓国移転を望む在日米軍、韓国は喜憂こもごも(2)=中国 2012/02/11(土)


5.英文記事
5-1.  Official Homepage of the United States Army より
Yama Sakura 61 (ここに記事、写真などが多数入っている。日本語記事の英訳まで入っている)
Yama Sakura 61 begins with opening ceremony January 30, 2012
STAND-TO!: Yama Sakura 61
5-2.  http://www.dvidshub.net/ より
International training initiates at Camp Itami 01.23.2012

The driving force behind Yama Sakura 61 01.24.2012

Learning the Japanese heritage during Yama Sakura 61 01.24.2012

News: Yama Sakura 61: Cultural Activities Offer U.S. Military Personnel a Unique Experience in Japan 01.24.2012


http://www.dvidshub.net/search?q=yama+sakura+61
180を超える記事・写真・動画がヒットする。